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世界の海洋にはいくつかの熱塩循環が存在していますが、その最も大きなものが海洋大循環(Great Global
Conveyer)です。
北大西洋のグリ−ンランド沖と南極海のウェッデル沖で冷やされた海水が大量に沈降し、それぞれ北大西洋深層水(North
Atlantic Deep Water, NADW)、南極低層水(Antarctic Bottom Water,
ABW)となって深層をゆっくり流れていきます。
太平洋は大西洋に比べて雨量が多く塩分が薄くなっているという条件が加わって、深層の流れは大西洋からインド洋、太平洋へと流れ、そこで湧昇した海水は表層を逆方向にゆっくりと流れて元の大西洋に戻っていきます。
グリ−ンランド沖と南極海で沈降する海水の量は1秒間に約40メガトン、大西洋で沈み込んでから太平洋で湧きあがるまでの期間は1,500〜2,000年程度と言われています |